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転生 幼少期4
メイドのディアナが、ミサトを引き連れてやってきたが、
ショウは少し疲れたので、うつらうつらと眠っていた。
「大変なんです。ショウ坊ちゃまが、座られたんです。何にも捉まらずに!!」
「そんな筈ないでしょう?早過ぎるわ。」 と答えるミサト。
「だから驚いているんです。」
「寝てるじゃない?」
ショウは、今起きましたという感じで「アァ~~」と欠伸をして
寝返りから先ほどと同じように座ってみた。
二人の眼が点になっているだろうからすぐに寝転がって見上げながら、ニコッと笑ってみた。
思った通り二人はフリーズしているので、再起動するのを待つ。
* *
リスクを冒して起き上がったのには、理由がある。
ベッドの中からでは情報は限られている。壁や床は、板張りと石造りの様な感じだ。
板張りの床の上に毛足の短い絨毯が、ベッドの周りにだけ敷かれている。
天井を見上げると、石の柱と梁にそれよりも細い柱や梁で支え内部を造っている。
隙間を閉じたり繋ぎ目を補強するため壁に塗りこめている。
前世の様に、フローリングやコンクリートが無いことは明らかだ。
下に降ろしてもらって、もっと多くの情報が欲しい。
1分後・・・
【アッ・・やっと再起動した。】
* *
「素晴らしいわ。よく頑張ったわねショウ! 」
と言いながら興奮するミサト母さん。
「奥様。授乳をされてみて、ボアの上で座るか見てみませんか?」
そう云いながら毛足の長い厚みのある1メートル半程ある敷物を持ってきた。
ミサトは、ショウをベッドから打起こし、
「天才なの?」 と問いかけながらボアの上に降ろした。
返事は、「アー」とだけ、内心は 【やった、下りられた】であった。
* *
* *
* *
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