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幼少期 魔法の練習1 (1-7)

立ち留まって足の裏を確認すると、真っ黒になっていた。

 【横並びに5つ、縦に3段上の箱に手が届かないし、崩して音を出してもマズイ、】

周りを見てみると30cmもない箱がある。姉上二人が踏み台にした木箱があった。
その木箱の蓋を開けてみた。中には一冊の分厚い本と短い20cmくらいの木の棒があった。

赤ん坊の腕では、重くて取り出せそうにない本。腕に魔力を送って慎重に取り出す。
 【分厚い紙、羊皮紙ってヤツか? この棒は何のために?】


木箱の蓋の上に本を置いて、台にする。
左手に棒を持って、右手で本に手を置いた。


本をめくってみて分かったのは、見たことのない言語。
本を触っていると、体から何かが抜ける感覚があった。


 【本に魔力が吸われている。もっと吸わせてみよう。限界なら手を放そう。】


すると文字が読めるようになった。こちらの世界の文字の下に日本御の字幕が出ているのだ。


 【この本、魔法の本だ! 本の品質もそうだけど、水の魔法はどこかな?】

索引か目次を探そうと、ページを捲ろうとページの端に触れたら、また少し魔力を吸われた。

 【勝手にページが開いた! 水の魔法のページ。探したかったページだ。】


       *     *
~水の魔法~
魔蘇を水に変換する魔法。近くに水場があれば魔蘇で変換利用する。
近くに水場が無い場合、魔蘇をそのまま使うため出現量は消費魔力に比例する。
呪文~神の子たる我らの前に集え水よ! ウォーター!~
       *     *


 【この本の内容だと科学的な考え方は知らないんだろうな?】

日本人なら解かる現代知識。H₂O(エイチ・ツー・オー)や大気中や海。
生木や土の中にも水分がある事。その分離を魔蘇が、やってくれるのなら便利。

呪文を頭の中で、考えながら空気の中にある水素と酸素を結合させて
ほんの少しの魔力を手に集めて、本から少し離れて横の板床に向けて


 【ウォーター】


水道の蛇口を強めに明けたくらい出たから手のひらを握って止めた。

手からボタボタと滴り落ちる水を見て驚いた。
 【魔力を止めたのに、どれだけ効率いいの? 】


       *     *


これであとは、雑巾でもあれば、汚れた足が拭ける。

 【あれ? 左手に持っていた棒は、どこ行った?】



       *     *
       *     *
       *     *
更新履歴
2023/04/05~水の魔法~
近くに水場が無い場合、魔蘇をそのまま使うため出現量は少ない。
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近くに水場が無い場↓合、魔蘇をそのまま使うため出現量は消費魔力に比例する。

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