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幼少期 魔法の練習2

棒が消えた。
 【水を出した勢いに驚いて、どこかにフッ飛ばしたんだろうか? 】

周りを見回したり、薄暗いから慎重に迂路ついて探したが見つからない。

右手に違和感を感じる。ズボンのポケットに手を入れたように
空間を割って右手が手首まで入っていた。 『うっあー!・・・・?』

左手で口を押えて
 【落ち着け!落ち着け!エアポケット?】

手を抜くと消えた。もう一度手を差し込むと中に入っていた棒が出てきた。

 【空間収納? MMOのアイテムボックス?】

 【魔法が使えるだけでも驚きなのに、収納まで?】

       *     *

京介が、神との話した時の事を思い出した。

 【5つの光と神力とかいってた!?】

 【でも左手で持っていた棒が消えて、右手で取り出したよね?】

空間を意識しながら右手に持った棒を空間に差し込んでみた。
 【入った、良かった。左手で取り出せるかだな?】

無事、取り出せることが出来た。

棒をもう一度、収納して本も収納した。
空間を意識して少し押し込むだけで、吸い込まれる。

木箱の蓋を元の箱の上に戻して踏み台するため、
大きな木箱の前まで押すことにした。

手足に魔力を集めて、箱を押して真ん中のおおきな木箱にくっ付ける。
小さな木箱の蓋の上に載り、大きな木箱の一段目と二段目を収納した。

間に挟まって支えを失くした木箱が、驚き重力に負けて
落ちてくる3段目が大きな音を立てる前に収納した。


 【よくできました。ダルマ堕とし作戦。】

小さな木箱も収納した。


絨毯のある位置まで戻り、収納した大きな木箱を
音を立てないよう絨毯の上に手を翳し取り出す動作で一個出した。


       *     *

小さな木箱を横に出して、上に載り大きな木箱の蓋を収納した。
中に布があるなんて偶然はない収納した箱の中のどこかに入っていれば良いのだ。


 【この箱に入っていますように。】


祈る様に中を覗くと、おむつに使われている布があった。

 【足を拭くのは、この布で良いとして、木箱が消えると騒ぎになるかな?】

小さな木箱の上に座り、布を持って手で挟むように、
水の魔法の呪文を頭で考えて、魔力を練り、元素分離・結合をイメージして


小声で 「おーたー」 発音できない。クソ!
 【ウォーター】  声に出さなくても行使できるんだ。
 【零さないように布に吸い取らせてっと。】


気持ち悪かった足を拭える。明日は、ゆっくり寝ていよう。




       *     *
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