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幼少期 魔法の練習3
足を拭き終わったので、拭いた布を収納して
大きな木箱の蓋を戻し、絨毯に降りて、大小の箱を共に一時収納した。
ベビーベッドの横に大きな木箱を3つ並べた。
木箱の正面に、小さな木箱を置いた。
ロープにしたシーツをおおきな木箱の側に、
来るように手繰り寄せ、小さな箱の蓋の上に載った。
蓋の上に再び座って、もう一度足を拭いた。
【オムツのお尻も拭いてっと 蓋の上もかな。】
布を収納に閉まって、シーツのロープを握り、
大きな木箱の蓋に載りロープを手繰りながらベッドに戻った。
【1回、座ろう。疲れた、このまま寝たいけどシーツを元に戻さないと。】
* *
シーツの結び目を全部ほどき、敷き直しながら
魔力で手の圧力を調整して、皴を伸ばして元に戻した。
【もう動かないよー】
溶けるように、泥の様に眠った。
* *
ディアナは、不安を抱えていた。
世話をしている赤ん坊が起きないのだ。
仕えている主人夫妻に報告したけれど、熱や病気の兆候もないし、
穏やかに寝ているだけなので、様子を見ようという事になった。
それでも心配なので、屋敷の洗濯や掃除を同僚のメイドに任せて、ショウを見守っていた。
側には、果実の搾り汁を陶器の吸い飲みに入れたジュースが置いてある。
リンゴ、ブドウなどの代表的な果実があればいいが、山間部の農村などでは昔から
野イチゴ、山ブドウ、クワ、ニワトコ、コウゾ、柑橘類にも甘いものがあり
自然の飲み水が信頼できない世界では、赤ん坊や幼児に与える水分は、
魔法の水や果実のジュースを飲用にするのが普通である。
「あーーう、ふぁぁー」
【寝むてぇー まだねる。】
* *
* *
* *
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大神勝之
性別:
非公開
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